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アガサ・クリスティー自伝〈下〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アガサ・クリスティー自伝〈下〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー
アガサ・クリスティー自伝〈下〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
定価: ¥ 1,050
販売価格: ¥ 1,050
人気ランキング: 187783位
おすすめ度:
発売日: 2004-10
発売元: 早川書房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

波乱に満ちた私生活のエピソードから、充実期に入った著作活動の秘話・裏話を語る
えっ!?あのアガサがサーフィンを?下巻は、世界一周旅行の道中、ホノルルでサーフィンに熱中していたという衝撃の?エピソードで幕を開ける。 
この下巻では、母と夫を立て続けに失うという失意の中、自分探しの中東旅行でマックスと出会い、思いもよらなかった再婚をすることになる波乱に満ちた私生活と、本格的な充実期に入った著作活動における秘話・裏話がたっぷり語られている。 
例の謎の失踪騒ぎについては、直接的には一切、触れていないものの、騒動に耐えられずカナリア諸島へ旅立つに際し、マスコミや群衆に対する不信感を吐露した幾つかのコメントに、狂言説を強く否定するニュアンスが込められている。 
マックスとのエピソードは面白い。マックスとは、ウルでの遺跡発掘調査終了後に、ひょんなことから二人だけの運命的な小旅行が実現するのだが、道中でのある些細な出来事で、マックスはアガサを将来の妻と決めているのだ。また、帰国の旅のさなかに飛び込んだ「一人娘重態」の報に、急きょマックスと乗ったオリエント急行で、あろうことか途中の停車駅で列車に乗り遅れ、映画の一シーンさながらに、山道を抜きつ抜かれつのカーチェイスをするくだりも見物だ。 
著作活動の面では、探偵小説について、「言葉の節約は探偵小説には特に必要」で、「適度な長さは五万語」としており、アガサの定評のある簡潔で読み易い文体が、読む側に立って計算され尽くしたものであったことが伺える。マープルのモデルとなった人達についても詳述しており、ポアロとマープルを老人として登場させ、自分と同時に年をとっていくキャラにできなかったことを計算違いと認めていたり、劇作家の道に踏み込んだ真意も述懐するなど、興味の尽きない話題に溢れている。  
世界最高のミステリ作家でありながら、内気で控え目な、愛すべき人間アガサ。その自伝は、与えられたよき人生と愛を神に感謝する言葉で、幕を閉じる。 

楽しさと好奇心をたくましく追求した人生です!
好奇心旺盛で、自立した一人の女性としてのアガサの姿が生き生きと書かれています。
100%なにもかもに成功した女性としてではなく、離婚や貧乏な生活、発掘活動中の情けないような経験が、実体験として生き生きとかかれ、どんなときも希望を持ってたくましく、楽しく生活しようとしている姿勢に、元気づけられます。
おおらかな時代のイラクやエジプトへの鉄道での旅は、めんどくさそうであり、楽しそうでもあり。
アガサの推理小説を読みなれた方々は、「あの話は、こんな体験をもとに書かれたのかしら???」と、おもわずにっこりしてしまうでしょう。



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